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本番当日レポート

おかげさまをもちまして第45回演奏会が無事終了いたしました。今回は本番当日を朝から振り返ってみましょう。

 9時40分。全体集合時間に先立ち舞台設営や受付などの担当の団員がすでに集まり、準備を開始しています。本番の朝一番で会場に入る時の空気、引き締まったほど良い緊張感があります。
 11時。舞台設営が完了しリハーサルが始まります。今回はピアノ協奏曲を演奏するため曲間でのセッティング変更があり、その予行演習も兼ねています。
 13時45分。リハーサル終了。演奏は良い感じに仕上がっています。本番へ向けた連絡事項などの後、昼休憩に入ります。
 14時15分。会場の外には既にお客様の列が出来ています。雪の残る寒い中、本当にありがとうございます。14時20分、お待たせいたしました。開場です。
 15時。ボロディン「イーゴリ公」序曲、演奏開始。低音楽器の重厚な響きに導かれて疾走するような主題が現れます。ちなみに筆者はこの頃、セッティング手伝いの為、受付から舞台裏に向かって疾走しておりました。
 15時20分。チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」。本日のソリスト、末永匡さんの登場です。強靭にしてしなやかな第1、第3楽章。そしてその二つの楽章に挟まれた第2楽章の静寂。弦楽器のピチカートに導かれて奏でられるフルートの音色に寄り添うようなピアノソロが響くこの楽章は本日のハイライトであったと言えるでしょう。すばらしいソロを弾いていただき、そしてこのオケと共演していただき、本当にありがとうございました、という気持ちです。オケも頑張りました。
 16時15分。プログラム後半はシベリウス「交響曲第2番」。難曲です。練習の成果が十分に出せない箇所もありました。ヒヤッとするミスもありました。ですが最後は一丸となって壮大な音楽をホールに響かせます。「荒削りでも、これが自分たちの音楽だ」という精一杯を観客の皆様にお届けできたのではないでしょうか。アンコールは同じくシベリウスの「アンダンテ・フェスティーボ」。弦楽器とティンパニだけの編成。この間、管楽器奏者である筆者は、舞台上にいながらにして観客になりきっていました。
 18時。お隣の調布市文化会館「たづくり」の展望レストランにてレセプション開始。和やかな歓談の中、指揮者の横山先生をはじめとする先生方やソリストの末永さんよりご挨拶をいただきました。最後は末永さんのご提案により全員で記念撮影。続いて幹事のちょっと謎な三本締めで閉会となりました。
 その後、有志で二次会会場の居酒屋へ移動し22時過ぎにお開き。ちなみに翌日は普通に平日です。

 いかがでしたでしょうか? こんな感じの毘沙門天管弦楽団ですが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(Cl. Yas)

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