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ちょっと早いクリスマスプレゼント

12月に入り、練習にエキストラさんが参加されることが増えてきました。
日頃は私が孤軍奮闘している我がヴィオラパートも、エキストラさんが少しずつ来てくださるようになり、うれしい限りです。

先日の練習では、うれしいことが三つありました。

一つ目は、練習前半の1812年。
この曲の冒頭は、チェロ4名とヴィオラ2名のソリ(複数の奏者がソロを弾いてアンサンブルすること)がありますが、やっと6名全員が揃った状態で合わせることができました。
演奏の完成度はまだまだですが、全員が揃った時のハーモニーに、ニンマリ。これから練習を重ねて、熟成していくかと思うと、ワクワクします。
果たしてどんな演奏をお聞かせすることができるのか?それは2月に演奏会会場でお確かめくださいませ。(と、自らのハードルを上げてみる)

二つ目は、練習後半のモーツァルト。
ソリストの先生方がお越しになるまで、オーケストラパートの練習をしました。
この曲は、珍しくヴィオラが1stヴィオラと2ndヴィオラに分かれてるのですが、先日は2ndヴィオラ担当の方が来て下さり、今まで抜けていたパズルのパーツがはまりました。おお、こんなハーモニーになるのか。後ろから聞こえる2ndヴィオラの音に頼もしさを感じつつ、この先の練習に胸を躍らせます。

そして三つ目、今回の練習のハイライト。
満を持してソリストの先生方、西原先生と百武先生のご登場。
ヴァイオリンの西原先生は普段から練習やオケの演奏でご一緒していますが、ヴィオラの百武先生とはファースト・コンタクト。しかも、プロのヴィオラ奏者の演奏を目の前で聴く事はめったにないこともあり、否が応でも期待感は高まります。同時に緊張感も。
横山先生の指揮で演奏が始まります。長い前奏のあと、ソリストお二人が弾きはじめてもう、言葉になりません。ソリストお二人の掛け合いが素晴らしく、感動と緊張の入り混じった合奏はあっという間に時間が過ぎてしまいました。
百武先生は、長く東京都交響楽団でご活躍されていたこともあり、オケで演奏することに長じています。アドバイスも実に的確。フランクなお人柄と軽快なしゃべり口調でたくさんの気づきを私たちに与えてくださいました。
数少ないソロ合わせの中で、私たちもたくさんのことを吸収して本番に向かいたいと思います。

思い返してもニヤニヤしてしまうくらい、楽しい練習でした。大変なこともあるけれど、こういう喜びがあるからオケはやめられないのです。
ちょっと早いクリスマスプレゼントをもらった気分でした。

番外
来年夏の演奏会の曲が決まりました。ヴィオラ的になかなか楽しげなプログラムです。曲目のお披露目は2月の演奏会のプログラムになると思います。
皆さまどうぞお楽しみに。

Vla.マダムW

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