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勝負飯

「スポーツの試合の前の補食(※)には糖質をとれるカステラなどの菓子類がオススメ。」
何かのブログでそんな事が書いてあったのを思い出し、「楽器演奏にも応用できるのではっ!」と突如思い立って本番前の休憩時間にコンビニに向かったことがあります。スポーツにエネルギーが必要なのはもちろんですが、オケの演奏会だって相当なエネルギーを使います。一公演フルに出番がある場合、途中休憩を挟んで前後半で各四十分前後楽器を奏で続けるわけです。これは時間だけで言えばサッカーの一試合分とほぼ同じ長さです。
さて、コンビニに向かったのは良いのですが、棚に陳列されたカステラの隣に置いてあったバウムクーヘンが目に入り、結局はそちらを選択します。
「似たようなものだから、こっちのほうがいいや。」
 バウムクーヘンを購入し、控室で腹に入れて本番に臨みます。結果、その日は比較的調子がよく、終盤に吹き疲れることも無く演奏会を終えました。
「これはバウムクーヘンの効果があったに違いない。」
 以来、毎回ではないのですが、本番当日に購入して食することが多くなりました。
 もっとも後でよく調べてみると、スポーツの場合、試合の直前ではなく二、三時間前に補食を取るのが良く、また糖質はともかく脂肪分を多く含むバウムクーヘンは、カステラなどに比べると「そこまではおすすめできない」らしいことが分かりました。
 …まあいいです。現に食べて調子が良かったんですから。たとえ自己暗示だったとしても…。
 
 ちなみに普段の練習時。エネルギーを使った練習後に食事に行くと、相応の確率で「カツ丼」をオーダーする団員がいます。枯渇したエネルギーを補うハイカロリーな素晴らしい食べ物であることは筆者も認めます。ただ深夜のカツ丼、どことなく背徳感が漂っている気もしますが…。
 本番ももうすぐ。栄養をしっかりと取り、体調を整えて当日を迎えたいと思います。

※補食…「必要な栄養素やエネルギーを通常の食事に加えて摂取すること」だそうです。

(Cl.Yas)

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