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英国王室に負けない

1月26日(土)は横山先生によるエルガー・エニグマ変奏曲の合奏。月の綺麗な夜の練習でした。
毘沙門オケの演奏履歴を振り返ると、エルガーの母国であるイギリスの作曲家の作品を演奏するのは初めてになります。
いろいろな分野でジャンル分けがされますが、クラシックの世界でも「お国物」で区別することがありますよね。
私のイメージでは、フランス物はラテン的な明るさの香る親しみやすくメロディックな感じ、ドイツ・オーストリア物は重厚な響やロマンティックな香、イタリアは人間ドラマを描くオペラに名曲が多いせいか深層心理をえぐられるようであり、東欧は地域に根付いたメロディや響に基づく素朴さ、ロシアは永久凍土に負けないような力強さ、北欧は陰気な中に白夜明けの太陽の光への喜びなどなど。(あくまで私のイメージ)
イギリス物を一言で表すと「ノーブル」、「誇り高さ」なのかなと。ちょっと古い録音ですが最近聴いたイギリス人指揮者&イギリスメジャーオケによるエニグマ変奏曲の演奏がまさにそのような感じでした。エルガー自身は必ずしも高貴な出ではないですが、作曲者も演奏者もさすが伝統・個性あふれる王室を持つ英国民。エニグマ変奏曲はエルガーの身近な人々を表現しており、その人たちも決して高貴な身分ではないようですが、親しみやすいメロディの中にやはり何か胸を張っていると言うか、下々とは違ったものが匂うことがあるような気がします。
振り返って我々毘沙門オケも名称の由来は英国王室に負けないくらい誇り高いぞ!頑張ってます!!乞うご期待!!!
(Tp Y)

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