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もうすぐ第49回定期演奏会

もうすぐ第49回定期演奏会、今回はトランペットコンチェルトがプログラムされております。

わたくしの、長いけれどこじんまりとした管楽器人生、そんなにたくさんのコンチェルトに乗ったわけでもありませんが、それぞれが自分のオケ感の転機であったと言っても言い過ぎではない気がします。

 観客の皆様は、ソリスト主役、オケ伴奏と思って聴いていらっしゃるかと思いますが、いや、実際そのとおりなんですが、ソリストとオケひとりひとりの究極のアンサンブル、それがコンチェルトのひとつの姿でもあります。

 これまでコンチェルトに乗るたびに、アンサンブルに対する考え方が少しずつ更新されてきました。ただ合わせるというだけじゃだめなんだということにも気付いたりします。特に管楽器は、ソリストと一対一といった箇所が随所にあって、それは目立たないように一歩下がって吹いていればいいというものではないわけです。まあそこはいまだに修行中なんですが、オケによってソリストがより生かされるとするならば、合わせるだけでなくて、オケだってちゃんと輝いて、いっしょに曲をつくりあげていく必要があるわけですね。

 このたびのトランペットコンチェルト、ソリストが当団員ということで、オケとのアンサンブルといった面にはぜひご注目いただきたいです。そして、同じ管楽器奏者として、ソリストの挑戦を称えるとともに、少しでもよい演奏の助けになれるよう、オケも輝きたいと思っております、おたのしみに!

 y-ab

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